相続不動産は負動産?
日本の所有者不明土地は全国で約410万ヘクタール、九州の面積を上回るほどあるそうです。
相続しても相続登記が行われないままになって何世代も経過していることが原因と言われます。
災害復旧や公共事業の妨げになっていて買収に時間と費用を要したり、事業ができないなど社会的なコスト負担も大きくなってしまっています。
固定資産税の負担、維持管理費の負担、土地の資産価値が低い、遺産分割未了など原因は様々だということです。
土地所有は権利と考えられて、資産価値に見合わなければ放置されることになってしまうわけです。しかし、土地所有と保全は義務でもあるのではないでしょうか。そしてそれが国土の保全に繋がるのだと思います。
今、いろいろな議論が始まり、具体的な対策も出されつつありますが、登記制度もふくめて根本から考え直すことが必要なのではないでしょうか。
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